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ワインバーを開業した理由

  • 執筆者の写真: mako
    mako
  • 2024年10月11日
  • 読了時間: 4分

更新日:2月9日




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 26歳の末頃、私は結婚を期に他県へと移りました。

誰も知り合いもいない中、初めての子育てでした。


世間から閉鎖的な子育ての中、

TVで目にとまる虐待のニュース。

その頃の私は、初めての子育てで子供に関する記事やニュースにアンテナが立っていたんでしょうね。

とにかく虐待のニュースを頻繁に目にしていたんです。


隣りでスヤスヤお昼寝をする1歳の息子を見つめ、どうしてこんなにかわいい我が子を傷付けたりできるのだろう、、、?と、

心が張り裂ける思いでした。


そして、息子が2歳半になる頃イヤイヤ期が始まるのでした。


毎日作るごはんも「イヤ!」買い物に行けばおもちゃを買ってくれないと「イヤ!」

寝る時もなかなか寝てくれず絵本を読んであげても「この本はイヤ!」

来る日も来る日も「イヤ!イヤ!」の繰り返しでした。

毎日クタクタだった私は、仕事だからと言って帰宅が遅くなる夫に八つ当たりしてしまったり、休日はずっとギャンブルをしている夫に苛立ちが込みあげる毎日になっていました。


まだ幼稚園にあがる前でママ友もいないし実家は遠くて頼れる人は夫しかいない中、

いつもいつもギャンブルばかりの夫。


次第に私は子育てに行き詰り、かわいい我が子にもきつい態度をとることも多くなりました。そんな日は夜息子の寝顔を見つめて罪悪感でいっぱいになり

「こんなママでごめんね」と

その頃はただただかわいいだけの息子に対して虐待する親の気持ちなんぞ微塵も理解できなかったけど、

息子が成長し意思が出始めてわがままかいじゅうになった時に気持ちがわかるような気がしました。


私は虐待こそしなかったけれど、

きっと世の中には子供を傷付けたくて傷付けたわけではないママもきっといるんだろうな、と。


その頃から私の心に沸々と湧いてきた想いがありました。


誰かに話を聞いて欲しい。

子供を預けることなくお酒を飲みに行きたい。

耐えるだけの育児期間にしたくない。

日常とは違うコミュニティーが欲しい。

子供や夫に毎日笑顔で穏やかに接したい。

こんな想いの数々、、、


だけど、これらはきっと世間的には受け入れられないことも含まれるし、

わがままな想いで叶わないことなのだろうとも感じていました。


そんな悶々とした想いに蓋をしながらいた頃、地元の友人から連絡がありました。

たわいもない話やお互いの子育てや愚痴を聞いたり話したり、

電話を切る頃にはなんだか心がスッキリして「マコと話すとがんばろう!って思える!ありがとう」と

言ってくれた友人の言葉に私も心が救われたのです。


そして私の心に沸々と湧いてきた想いの蓋が開いたのです。


そんな場所を私が作ればいい!

「あったらいいな」は「なかったら作ればいい」


そして、息子がもう少し大きくなったらそんな場所を作ろう!となったわけです。


その後2人目の息子を授かり、守りたい大切な宝物が増えたことにより、

一層その想いは強くなりました。


そして数年後にお店を出店することが出来ました。


なぜワインバーなのか?ですよね笑


特別ワインが好きでワインに詳しかったからではありません。

酒屋さんに私の作りたいお店のコンセプトを伝えた時、

ワインならその都度お酒を作る手間がないのでその分お客様のお話に専念出来るだろうし、

ボトル出しで提供して誰かが1本入れたらそれをお客様同士で注ぎ合ったりして人の輪が出来たりしますよ。

と提案して頂いたのです。


それは現実にその通りになりました。


そしてお店の内装屋さんにもお店のコンセプトを伝え、

お店の奥に子供がくつろげる子供部屋を作って頂き、

私がお客様のお子様の様子をちょこちょこ見れるようにと厨房に小窓をつけて頂きました。

これで、誰かに子供を預けて出かけることに罪悪感を抱いていた当時の私のようなママさんでもそんなことを思わずに来れます。


子育てで毎日が行き詰って「育児は我慢」だとがんばっている全てのママパパが、

月に1度でもたとえ1時間でも誰かと気持ちを共有出来たり、

育児とは別の時間を作れることによって閉鎖的な考えにならずにいて欲しい。

そして吐き出せる場所を提供し、

虐待という悲しい出来事が少しでもなくなって欲しい。

そんな私の想いからワインバーの女店主になったわけです。


しかしながら、その後は様々な苦労がありましたよ笑

そのお話はまたいつか綴ろうと思います。


読んで頂きありがとうございました。




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